クロス・床工事

塩化ビニール樹脂などから作られており、日本の大半の住宅で採用されています。細工や加工がしやすいうえ、カラーや柄のバリエーションが豊富で、さまざまな種類のクロスがあります。耐久性に優れ、消臭・抗菌などの機能を持った商品も増えています。

洋紙・和紙・特殊紙・合成紙など、原料となる紙ごとに幅広い種類があります。欧米で使われているケースが多いため、特に洋紙タイプの商品が主流です。健康面や環境面にやさしい特徴があり、音を吸収するメリットを持っています。

布クロスとも呼ばれるものです。原料には、麻や木綿などの自然素材・ポリエステルやレーヨンなどの化学繊維・シルク・サテンなどが使われています。布ならではの風合いや高級感、通気性などから、美術館やホテルなどで採用されることが多いです。

薄く切った天然木やコルクの裏に、紙やアルミを貼り付けた壁紙です。主に銘木シートとコルクシートの2タイプがあり、温もりのある雰囲気の部屋に仕上がります。部屋全体に貼るのではなく、アクセントクロスとして使うケースが一般的です。

自然素材である、石・珪藻土や漆喰などの土・ガラス繊維・セラミックなどを原料とした壁紙です。素材を生かしたデザインが多く、原料が不燃性であるため防火性に優れています。ザラザラとした独特の質感が特徴です。

ビニールクロスに近い性質を持っていますが、合成樹脂で作られたオレフィンを原料としているため、環境に優しい壁紙として注目されています。デザイン性や表面強度が高く、汚れに強いうえ傷つきにくい点が特徴です。